1952年、「ビル・グロウアー・プロダクション」傘下のレーベルとして発足したRiversideは、日本ではモダン・ジャズ三大レーベルの一つ(アメリカでそういっているかどうかは知らない)に挙げられ、1950年代から60年代前半、モダン・ジャズ全盛期の名演奏を数多く録音しています。 また、Riversideと言えばオリン・キープニュースの名が思い浮かぶように、Riversideの歴史そのものが名プロデューサー、オリン・キープニュースの活躍の歴史でもあります。 Riversideに録音を残したプレヤーは、セロニアス・モンク、ビル・エヴァンス、キャノンボール・アダレー、ウェス・モンゴメリー、ジョニー・グリフィン、ウィントン・ケリー等々、数え上げるときりがありません。 なかでも、セロニアス・モンクの”ミステリオーソ”ほか一連の作品、ビル・エヴァンスの”ワルツ・フォー・デビィー”ほかスコット・ラファロとの共演盤4枚は、歴史に残る名盤として今日も数多くの支持を得ています。 モノラルとステレオでセンター・レーベルが異なりますので、分けて説明します。 モノラル 1) 1954年から1956年まで、白地のセンター・レーベルで、黒のマイクと薄いブルーのリール・ロゴがトップに入っています。(~240S) 2)1956年から1963年ないしは64年まで、青地のセンター・レーベルで、シルバーのマイクとリール・ロゴがトップに入っています。(240s~470s) ステレオ 3)1958年から1963ないしは64年まで、黒地のセンター・レーベルで、シルバーのマイクとリール・ロゴがトップに入っています。 |
上段: White & Blue Lbl w/"Bill Grauer Prod..." Printed at Bottom 中段:Blue Lbl w/Silver Print & Logo(Mike & Reel) 下段:Black Lbl w/Silver Print & Logo(Mike & Reel) |
4)1965後期から1966年前期まで、青地のセンター・レーベルで、マイクとリールのロゴはなくなり、トップの"Riverside"のロゴが細字で下部に"Bill Grauer Prod..."の文字が入ります。 モノラルとステレオは同じセンター・レーベルになります。 5)1966年から1967年まで、濃い緑(Turquoise)のセンター・レーベルで、トップの"Riverside"のロゴが太字で下部に" Orpheum Prod...."の文字が入ります。 6)1968年から1971年まで、中が黒地外周が茶色のセンター・レーベルになり、トップに黒と白のロゴが入ります。 左:Blue Lbl w/Silver Print & Logo(Thin Print style and w/"Bill Grauer Prod..." at Bottom) 中央: Blue Lbl w/Silver Print & Logo(In Bold Print w/"Orpheum Prod..." at Bottom" 右:Brown & Black Lbl w/Black & White Logo |
Riversideでは、一時期(280s~320)小さめのセンター・レーベル(9cm)を使用しています。 注:カッコ内のレコード番号は、あくまでも参考的なものです。 |