店主のひとりごと

 

  • 2013年04月25日(木)20時25分

思いもかけない問題が

結果は大満足となった・・・でもなかったのよね~。
工事が終わった翌日、じっくり聴いてみた。
ん~、ちょっと堅いかな~。
ま、一週間もすれば堅さも取れてしなやかさが出てくる。

そこで思い出したこと。ステレオ用フォノケーブルに以前はPADを使っていたのだが、細いほうがいいだろうということで匠が作ってくれた細いケーブルにして、PADのフォノケーブルはモノラルのフォノイコラーザー/プリアンプ間にラインケーブルとして使っている。
環境が整ったのでPADのフォノケーブルがステレオ用として生かせるかもしれない。

早速、繋いでみた・・・何だ、この音は!
響きが乗りすぎて使えない。
そういえば桜山手でもフォノケーブルとして使っていた時、少し響きがとは感じていたが音質に影響を与える程度でもなく、原因も電源環境によるものと考えていた。
で、匠のケーブルに戻してみると響きは収まるが、色気という点ではPADのほうが上なのだ。
響きの乗っていない状態で色っぽい音が好きなのよね~。

まず響きの原因を探ることに。
PADに響きが多い。奇麗な響きではなくて音を邪魔する響きだ。
どこに問題が?
桜山手では感じなかった余計な響きがなぜ花見では?

あれこれやっているうちに気付いたことが。
プリ/パワー間のケーブルもPADを使っているが、プリアンプの後方は普通の壁になっていて、ケーブルがストレートに床まで垂れ下がっている。PADのケーブルは中にジェルが入っているので太くて重たいため、単純に垂れ下がるようなセッティングをするとピンケーブルの接続部にストレスがかかるのだ。細くて軽いケーブルならストレスは殆どない。そのため匠のケーブルであれば問題ないのにPADだと余計な響きが乗ることになる。
桜山手ではプレーヤーやプリアンプの後方は出窓になっていて、そこにケーブルを回していて衝撃緩和のために軽いゴムをケーブルの下に敷いていた。ちょっとした対策をすることよって、ワンクッションが加わったのでピンコード接続部のストレスが緩和されていたのだ。花見では後ろが壁になっているためその方法は取れない。

現状でストレスによる響きを無くす・・・太くて重たいケーブルの接続部を垂れ下がらせずに繋ぐ方法は?

左:ストレスあり
右:ストレスなし

アップロードファイル 74-1.jpgアップロードファイル 74-2.jpg

-----------------------------------------------------------------------------

  • 2013年03月27日(水)10時11分

電気工事

桜山手での経験から「電源はよりクリーンなものに」と考えていた。
オーディオのセッティング、種々の対策そして照明器具が終わった後残るのは電源対策のみ。
オーディオ用として使っている三つのコンセントをテストしてみたら、パソコンや台所と同系統になっている。特にパソコンのノイズは影響が大きいので、今のままのオーディオ用コンセントはクリーンな電源とは言えない。

では、どうするか?
ブレーカーを増設して、オーディオ用コンセントだけ切り離すのがベターということは分かっているのだが、工事が大変だろうな。また、屋内配線を工事するのには電気工事士の資格を持った人でないといけないのだけど、実際には壁コンセントの取り換えなどは自分でやったり誰かに(資格を持っていない)頼んだりしている。今回は大掛かりな工事になるはずだから専門の電気工事店に頼むことにした。

ネットで古賀市の電気工事店を調べたらかなりの数があって正直どこの頼んでいいか分からないのだ。どこにしようかと考えているうちに、あてずっぽうで頼むより九州電力のサービスセンターに聞いたほうがいいのではと考え付いた。あてずっぽうでやったら面白くない思い(例えばぼられるとか)をすることがないともいえないので。
「屋内配線の工事をお願いしたいんですけど、古賀市でお勧めの電気工事店はどこでしょうか?」
「こちらで直接ご紹介することはできませんが、福津市に古賀市も担当している電気工事協同組合がありますのでそちらにお聞きになったらいかがでしょうか。電話番号は○○○です。」
で、福津市の電気工事組合に電話したら「こちらで受けますのでいつお伺いしましょうか」話は簡単に進んだ。

昨日、工事の方が二人で見えて、ブレーカーの増設&オーディオ用として使っている壁コンセントへの接続をお願いすると、ひととおりチェックして「天井に配線出来れば簡単ですが、建物の構造上天井は無理ですので床下配線になります。但し、床に潜って「やっぱり出来ませんでした」ということも可能性としてあります」とのことだった。ちょっと考えたが「出来ないときは仕方がないですが、お願いします」。

新築の時にやっていればそう難しい工事ではないのだろうけど、床が低くて床下のスペースはやっと人間が入れる程度だからかなり困難な工事になった。その困難な工事を二人の方は、時間はかかったが上手い具合に手際よくやってくれたので見ていて気持ちが良かった。おまけに、工事代は私が思っていたよりもかなり安かったのだ。

これで考えていた対策は全て完了。
音は・・・静かになった、ヴォリュームがアップした、情報量が増えた。
屋内配線もケーブル類と同じでエージングが必要だろうから、数週間経てばかなりいいはず。結果は大満足となった。


フェロモン度合いが増えてドキッとするようなダイナ・ショア

アップロードファイル 73-1.jpg

-----------------------------------------------------------------------------

  • 2013年03月17日(日)19時14分

オーディオルームの照明

昨日、奥さんと話していた時「フロアスタンドだったら昔使っていたものが勝浦にあるよ」。
(勝浦は奥さんの実家で田圃の中のレコード家だったところ)
捨てたものと思っていたが奥さんが保管していたそうである。
「卓上型のスタンドは?」
「桜山手まで持ってきていたけど、引っ越し前に使わないと思って捨てちゃった。タッチの差でした、残念」。
とりあえずフロアスタンドの状態がどうなっているか見てみようということになって、奥さんが勝浦から取ってきてくれた。

笠やポールはOK、ベースの金属部分に緑青が浮いている。「これはなんとかなるんじゃない」ということでベース部分を磨いてみた。緑青が浮いているわけだから元の状態に戻すのは無理だけど、まあまあの状態になりスピーカーの横に置いてみると悪くない。電球を交換する必要はあるけど。それにパソコン部分&天井の照明をどうするか。

パソコン部分はパソコンと陳列棚の両方を照らす必要があるのでパソコンラックのコーナーに取り付けられる、白熱球仕様&首が前後左右に動かせるものがベスト。イメージとしてはアームタイプのものだ。
Y電気で卓上型の白熱球スタンドを探したが、LEDタイプはあるけどこちらの要望にかなうものはなかった。次にB電器に行くといくつかこちらの要望に近いものがあり、その中から条件にピッタリのものがあった。お店の方に聞いてみたところ「展示品のみです」とのこと(昔のスタイルはもうお呼びではないのかな)。こちらは展示品でもなんでも要求に合えば問題ないということで購入、フロアスタンド用の電球も買ったがシーリングライトはどちらのお店もピンとくるものがなかったので買わずに帰った。

卓上用スタンド&フロア型スタンドをセッティングして気付いたことはどちらも古ぼけたスタイルだということ。これに元からあった古いシャンデリアが妙にマッチするのだ。音を聴くときは消すわけだからこれでもいいか、とりあえずこれで。
当初、予算は5万円程度みていたのだが(シーリングライト3万円、フロアスタンド&卓上型スタンド2万円)、結局3千円もかからなかった。

問題は音、昨夜セッティングが終わった後聴いたときは・・・酔っぱらっていたので分からなかった(お酒を飲んだら感覚が鈍るので音を聴いても分からない)。
今朝改めて聴いたらなかなかいい、かなりいい。ついでにパソコンとプリンターの電源を切ったら・・・これでいいんじゃない。
涙の出るような音に限りなく近づいている。

パソコンとプリンターの電源・・・オーディオ用の電源とブレーカー部分で切り離すべきかな~。

アップロードファイル 72-1.jpgアップロードファイル 72-2.jpg

-----------------------------------------------------------------------------

  • 2013年03月13日(水)11時37分

移転後1カ月 No.3

匠の調整が終わって翌週、3月2日は杜の会、皆さんに音を聴いてもらうことになった。
PSYさん、CROWさん、ひきこ杜さんほかいつものメンバーに加えて杜の会とは知らずに来店されていつの間にか酒盛りに参加してしまった方などが集まった。
「勝浦の音になった」皆さんの反応はいいほうだったと思う。

それから10日ほど経って音の変化に気付いた。ヴァイブなど響きのある楽器が実によく鳴ってくれるのだ。今までも豊潤さを求めていたのだが、ひょっとしたら私の求める方向に向かっているのかもしれない。
それとセッティングしてから時間が経つにつれてシステムが部屋に馴染んでいきているようで、音が滑らかになっていくのが分かる。

問題もある。パソコンと壁コンセントが同じ配線になっていることと古い蛍光灯がついているので音が出ていること。音とは関係ないが、パソコン部分が暗くて仕事がやりにくい。
これらを解決するには、電気工事をしてオーディオ用のコンセントをブレーカー部分から切り離す、蛍光灯を新しいものに取り換える必要がある。電気工事のほうは専門の業者に頼めばいいのだが、照明に関しては選択肢がいくつもあるのだ。
音のことだけを考えれば蛍光灯を白熱球のシーリングライトにすればいいのだが、白熱球で12~14畳を賄うのは難しい。明るさを求めるのであれば広い部屋用のLED仕様ないしは蛍光灯仕様のシーリングライトのほうがいいが、この場合オーディオを聴く際にはフロア型の白熱球スタンドが必要だ(蛍光灯にしてもLEDにしてもノイズを発生するわけだからオーディオ用としては不向き、まして照度調整機能が付いているものはもっと良くない)。また、パソコン部分の照明も考える必要がある。

どうするかな~?

アップロードファイル 71-1.jpgアップロードファイル 71-2.jpg

-----------------------------------------------------------------------------

  • 2013年03月13日(水)10時59分

移転後1カ月 No.2

まだ調整が終わっていない時の音、つまり置いただけの状態で音をチェックした。周辺に音に影響するようなもの(桜山手では高圧線の鉄塔が大きな問題だった)はないし床をはじめ部屋の作りもしっかりしているので変な響き、音のにごりもなく素直な音である。ただ、音離れが悪くて人の姿形は見えないし背の高さが低いなどまだまだの状態である。

匠が引っ越しの時(2月10日)、次の週そして2月24日と3週連続で来てくれた。引っ越しの時はオーディオとクーラーの移動をお願いしていたので、オーディオは接続しただけ、次の週はクーラー、3台の取り付けそして最後がオーディオのセッティング、調整である。

最後の調整の時に匠がやってくれたことは、まず壁コンセント及びテーブルタップの交換。壁コンセントは安価でオーディオ用として優れているもの、テーブルタップも線材及びタップ部分を吟味して匠が自作したものに交換した。
次がスピーカーの位置及び仰角の調整、ここは凄く重要な部分でシビアな調整となった。次にリスニングポイントの位置決め。スピーカーのど真ん中前方に座り、ソファーを前後に動かしていく。位置が近いと音圧は高いが暑苦しく感じるし遠いと遠方から俯瞰しているような感じだ。
程良いリスニングポイントッが決まった後プレーヤーの調整に入る。
プレーヤーはいつものように、オーバーハング、平行、インサイドフォース、針圧そしてトーンアームの高さを、音を聴きながらチェックしていく。2台のプレーヤーで同じ作業をやり最後のトーンアームの高さ調整が終わったら出来上がりでかなりグレードが上がったように感じたが、そこからが匠の本領発揮になった。

新作のフォノケーブルとパワーアンプの下に敷くチップトゥを取りだした。フォノケーブルはこれまでも匠の自作のものを使っていたが、よりグレードアップしたものに交換してみるとより滑らかな雰囲気になった。花梨で出来たチップトゥをパワーアンプの下に敷いてみると、「今まで聴いていた音は何だったの?」と言いたくなるような変化、不要な音が消えて見通しが良くてスッキリしたサウンドに。これまではパワーアンプを床にじか置きにしていたことで、床の振動をかなり拾っていたことになる。分かってはいたのだがCATのパワーアンプは80kgあるので、床から浮かす方法が見つからなかったのだ。

ん、いいんじゃない。

アップロードファイル 70-1.jpg

-----------------------------------------------------------------------------

Web Diary