店主のひとりごと

 

  • 2012年11月20日(火)16時43分

桜山手の音 3.リニアトラッキングアーム

良くなったことだけではなくて失敗したことも多々あるので紹介してみよう。

いつまでたっても自分の思う音にならないのが問題だったが、一度ビックリするようなことがあった。お客様から「Nottingham Anna Logという弩級のプレーヤーにEminent Technology ET-2.5を取り付たい」という依頼があった。匠に頼んで特製のアームベースを作ってもらい、取り付けてもらったものを我が家のシステムに取り付けて聴いてみた。
「凄~い!」これまで問題だった部分が全て吹き飛んで、それはそれは見事な音が出てきたのだ。ウィリー・ネルソン/スターダストでヴォーカルの息がかかってくるような部分とか姿形がより明瞭で音色はナチュラル、何よりも空気感、私がこうあってほしいということが全て網羅されていた。

「よし我が家でもこの音を」EminentにNottingham Anna Logを取り付けたものを使おう・・・というわけにはいかないので(そんな高価なシステムはレコード屋には無理)EminentをLP 12に取り付けることにした。

LP12のプレーン・アームベースを取り寄せ、匠にお願いして取り付けてみた。
出来上がってルックスは上々、音は???おかしい、こんなはずではなかった。
しかしルックスがいいのでどうしても使いたい。LP 12のベースにはトランポリンを使用していたが、エアーフローティングのトーンアームとトランポリンではフワフワとフワフワで相性が悪いのかもしれないと思い、LP 12のベースをソリッドベースに変更してみた。少しは良くなったが、たいしたことはない。次に再び匠に「トーンアームから直接出ているLP 12のフォノケーブルを一般的なフォノケーブルが使えるように改造してほしい」と依頼した。(これは以前から匠が提案していたこと)
これは好結果だった。かなり良くはなったが、私のイメージする音にはまだまだである。

結局半年ほどいろいろやってみたが、LP 12のフローティングとエアーフロートのEminentではどうしても相性がよくなくて元に戻すことになった。エアーフローティングのリニアトラッキングアームはしっかりしたベースのプレーヤーに乗せるべきというのがはっきりした。

アップロードファイル 54-1.jpg

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  • 2012年11月20日(火)13時31分

桜山手の音 2.電源

当時のラインナップを紹介しておこう。
ZYX R100-02(カートリッジ)→Eminent Technology ET-2(トーンアーム)→VPI 19.5 MKII(プレーヤー)→Convergent Audio Technology/SL-1 Renaossance(プリアンプ)→Convergent Audio Technology JL-2 Signeture(パワーアンプ)→MartinLogan CLS IIz(スピーカー)、ケーブルはPAD。
別系統としてZYX R50(カートリッジ)→Linn Akito II→LINN LP 12→Trigon Vanguard II→以降は上記と同じ。
プレーヤー2台を使用していて、部分的な変更はあるものの基本的には現在も変わらない。

ルームアコースティックはかなり改善されたが、音質自体はあまり良好とはいえない日が続く。良くなったと思えばあそこが気になるこちらが気になる、その繰り返しである。音が心地よくない、というか綺麗でないのだ。何故かな~、とか思いながら「ここは住宅密集地だから電源が汚れているのでは?」と思い始めた。匠に相談すると「ノイズカットトランスを入れてみたら」という返事。早速、ノグチトランスというあまり高価ではないものを手に入れて、コンセントとプリアンプの間に付けてみた。変わったのか変わらないのか分からない程度の変化だが若干クリアな音になった。他の場所ではどうかと、コンセントとパワーアンプの前に取り付けるとこれは殆ど変化がない。あちこち取り付けてみて、コンセントとパソコンの間に取り付けたときが最もクリアな音を聴くことが出来た。それだけパソコンから出るノイズは大きいということだろう。

もうひとつ電源に関して、携帯電話用充電器は使っていない時でもコンセントに差し込んでいる時と差し込んでいない時ではかなりクリア度が違う。充電器を使わないときはコンセントから抜いておくべきである。例え別の部屋に置いてあったとしても。

故、山本博道氏撮影

アップロードファイル 53-1.jpg

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  • 2012年11月20日(火)11時27分

桜山手の音 1.ライブな部屋

4年半前、桜山手に移転してきて音に関してはかなり苦労した。勝浦にいた時は「うちの音はいい音」と少し鼻の高い部分もあったが、こちらではそのイメージが出ないのだ。「最近になって勝浦とは違うけどこれはこれでいける」というところまできたのでそのへんを話してみよう。部分的にはアナログ誌にも書いているが、これまでの苦労が並大抵のものではなかったので。

最初部屋に入ったとき、凄いライブで音にライブ特有の不要な反射音が乗ってしまうし、天井が斜めになっているので左右のバランスがとれない。匠(熊本市の佐藤俊哉さん)に相談すると、「なんとかしましょう」とのことで、オフィスに使う床用の絨毯タイル(50cm×50cm)を買ってきてスピーカーの後ろに貼っていき、プラス床に絨毯を敷いた。リスニングポイントの後ろはレコードラックになっているので、こちらは問題ないはずだ。

出来上がって音を出すと、それまでよりはまともになった。でもまだ奥行きが足りないのと左側の天井の反射があって、センターの定位がイマイチ。そこで匠が東京防音SN-4050とSN-3045(どちらもスポンジ吸音材)を仕入れてきて、リスニングポイントの後ろにはSN-4050を4枚、左側スピーカーの天井部分にSN-3045を3枚、スピーカー後壁の天井に近いところに5枚配置した。これでライブ感はかなり減少し、左右のバランスもとれて、奥行きも出るようになった。

だが、これは苦労の始まりに過ぎなかった。

故、山本博道氏撮影

アップロードファイル 52-1.jpg

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  • 2012年10月18日(木)12時59分

杜の会in白馬‘12 Part 1

第8回杜の会in白馬‘12秋のレポートを、図面は読めるが楽譜と空気を読めない新入生フランス盤好きのチャラン・ポワンがおくります。
新入生ですので間違い失礼等がありましたらご容赦ねがいます。
参加人数もSPUさんの働きかけのおかげで最終13名の方が参集されました。
中央道のトンネル工事渋滞で開催時間が遅れると心配されましたが、車でいらっしゃる方たちは熱き想いで運転され定刻PM3:00から開催されました。

Dukeさんの挨拶とレコード紹介。
洗濯船Mさんの歓迎レコード山崎ハコ「織江の唄」。
五木寛之「青春の門」、織江の気持を九州弁で歌にしたので激情家のDukeさん、涙腺が潤む。

参加人員が13名と増え、一人15分の持ち時間が10分と短縮されましたが、その分想いのこもった中身の濃い選曲でした。全員の紹介と私の記憶がチャランポランのためフリータイムを含めた感想です。
ジャズ系は超マニアックでレアな盤紹介。わがままさんのハンク・モブレイの初録音盤、オークション用ではないかと皆さん欲しがっていました。
クラッシック系ではマントさん孤軍奮闘されていました。モーッアルトの3曲に共通する問題、盤が良すぎて分かりませんでした。
邦楽・歌謡・その他系 懐かしい、子供の頃、深夜放送で聞いた曲。
recoyajiさんのマグマ大使のお母さんの曲やウフフ、アーアーだけの曲ウケテましたが、真面目な?氏は「春杜ではアナグロナンセンスはかけない」とのきついお達し。
アルゼンチンタンゴ、カンツォーネ、スンダ、フラメンコ、アンデス等国民演歌・民族音楽系の人は、いないかなー・・・。

アップロードファイル 51-1.jpgアップロードファイル 51-2.jpg

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  • 2012年10月18日(木)12時56分

杜の会in白馬‘12 Part 2

PM5時半過ぎに食事準備のため第一部を中断、レコード研究・検討会入る。
わがままさん夕食に間に合うように仕事を切り上げられ到着しました。

「ウーンどうなんだろ?」
「良かったこれは間違いない!」

アップロードファイル 50-1.jpgアップロードファイル 50-2.jpg

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